2005年1月9日(日)

四谷の春

東京都府中市四谷2-75 (四谷文化センター)

どんど焼き

府中市南部の田園地帯はほとんど宅地化され、一部は緑道になっているものの縦横にめぐっていた用水路も埋められてしまった。それでも国立市との境に近い四谷地区では、まだ現役の用水路や田圃を見ることができる。春になればレンゲ畑がきれいなところだ。

梅

早春の集落を走ってみた。

農家の庭先ではもう梅の花がほころびはじめている。文化センターではどんど焼きの準備をしていた。

小正月に松飾りなどを焼いてお団子や焼餅を食べる行事は、塞(さい)の神(道祖神)の祭りとして各地の農村で行われているものだが、東京では見かけることが少ない。火事の多かった江戸時代に、火災予防のため禁止されていたためだという。

以前どこかでみたものは神社の境内で松飾りなどを焼く焚火程度のものだったが、ここでは人の背丈の倍以上もある小屋組が用意されていて、これに火をつけたらかなり勇壮な景色になることだろう。

「塞の神祭り“どんど焼き”」は府中30景に指定されており、四谷のほかにも押立、白糸台の文化センターでも行われる。

四谷の由来 | 押立のどんど焼き