品川道・新田道分岐
東京都世田谷区東玉川2-39地先
東玉川1-32-9(東玉川神社)
世田谷区内をLの字に走ってきた環八は、田園調布の先で南東へ大きく曲がって大田区にはいる。環八から分かれ、Lの下の線をそのまま東へ延ばして石川台交差点で中原街道に合流する道が、品川道ではないかと推定されている。
環八からの分岐点には昔、左新田道、右品川道と彫られた庚申塔が立っていたという。新田道とは、矢口の新田神社へ続く筏道と推定されている道を指している。庚申塔は、今は東玉川神社に移されて大切に祀られている。
品川道とは関係ないが、分岐に近い東玉川2-40に「新奥沢駅跡」と記された石碑を見つけた。昭和3〜10年(1928-1935)までの短い間ではあったが、雪ヶ谷(現・雪が谷大塚)からここまで、池上電気鉄道(現・東急池上線)が通っていたことがあるそうだ。