たてば茶屋址
東京都西多摩郡奥多摩町境779（奥多摩むかしみち）
奥多摩むかしみちの後半、しだくら橋と道所橋の間にあるたてば茶屋址には、東京府馬匹畜産組合の銘の入った立派な水飲み桶が残っている。
まだ馬で荷物を運んでいた時代には、ここで馬に水とかいばを与え、馬方も茶店で一息いれたという。今は寂れてしまったが、山から湧出る水は、今も水飲み桶を満たしている。
「奥多摩むかしみち」は、かつては荷馬車や大八車も往来した旧青梅街道の跡だから、自転車でも走れるかもしれないと道をチェックしながら歩いてきた。槐木（さいかちぎ）集落手前の山道がちょっと危ない感じはするものの、マウンテンバイク（MTB）なら何とか走れそうだと思っていたら、途中でロードの一団が追越していった。あんな細いタイヤでパンクしないかとハラハラしたが、山道を走り慣れているのか、写真を撮る間もなくあっという間に視界から消えてしまった。