米俵を担いだたぬき
東京都青梅市日向和田2-395（明白院）
みごとなしだれ梅に見とれて忘れそうになっていたが、明白院には青梅市の文化財に指定された古い山門がある。
山門を見学してふと足もとを見ると、米俵を担いだたぬきと目があった。周囲には同じ格好をしたミニチュアがいくつも並べられている。
青梅七福神に数えられている福禄寿の像は、昔、庫裏の天井からたぬきの骸と一緒に見つかった三体のうちの一つだそうだ。そのまわりにはたくさんのお米があったので、米俵を担いだたぬきの像を造って供養したという。
なんとも山寺らしい話題に心が和む。