虚空蔵堂の狛犬
福島県南相馬市鹿島区北海老北畑20 寳蔵寺
宝蔵寺の虚空蔵堂の狛犬も籠彫りの手毬を持っていた。昭和11年(1936)に奉納されたもので、「原町 石工 石川慶夫」と記名がある。
鷄足神社で見て来たものより毬の網目が細かくて全体にエレガントな雰囲気がある。吽形が抱えている子狛も目鼻立ちがしっかりとしてかわいい。
作風の違いは作者の違いか、あるいは戦時中の時代の空気を反映しているのか。
お堂の前には牛と虎の像も奉納されていた。牛(丑)は天満宮でよく見る座牛(撫牛)のようだ。親子の虎(寅)にはたてがみがあってライオンにも見える。
虚空蔵堂の本尊である能満虚空蔵菩薩は丑寅の方角(北東・鬼門)を守ることから、該当干支の守本尊とされているのだそうだ。