2012年2月28日(火)

鞍掛けの松

東京都杉並区大宮1-2-11

鞍掛けの松

大宮八幡の参道に沿った商店街の中ほどに、ひょろひょろっと伸びた松の木が立っている。足もとには「八幡太郎義家公」の幟。源義家が奥州征伐の折に父頼義が創建した大宮八幡に立ち寄った際、この松に鞍を掛けたと伝えられている。

がんばろう日本

義家は後三年の役(1083〜7)のあとに千本の松の木を大宮八幡宮の境内に植えたとされているが、今は残っていない。この松が一本だけ残ったことを東日本大震災で一本だけ残った陸前高田市の「希望の松」になぞらえたのか、根方には「がんばろう日本」のスローガンが掲げられていた。

ちなみに、府中の大國魂神社参道のケヤキ並木も始まりは源頼義・義家父子が寄進したものだ。練馬白山神社にも源義家が奉納したと伝えられる大ケヤキが残っている。

ほかにも義家公ゆかりの木が、まだどこかにあるのかな。

杉並区教育委員会の説明板 || 馬場大門欅並木 | 練馬白山神社の大ケヤキ