おっぱい狛犬
東京都文京区春日1-5-2(牛天神 北野神社)
梅を見に牛天神に行ってきた。出足の遅い今年の梅の中では、まずまずの咲き具合か。拝殿前のしだれ梅はもうひと息という感じだった。
境内で梅よりも目を惹いたのは、拝殿に向かって右手の狛犬。懐に潜り込んだ子狛が見事におっぱいに吸い付いている。子供に乳をやっている狛犬はそれほど珍しくないが、これまでに見てきたのは、知らない人が見れば子供がじゃれているぐらいにしか見えない控えめなつくりだった。こんなにリアルなものは初めてだ。
「牛(うし)天神」ということで乳にこだわってみたのだろうか。奉納年は文化六年(1809)。江戸時代にはまだ牛乳を飲む文化は無かったはずだが、はてさて。