日本最古の力石
東京都江東区北砂2-1-37 志演尊空神社
「江戸・東京の農業(JA東京)」の説明板を訪ねて立ち寄った先で「日本最古の力石」を見つけた。寛文四年(1664)の銘があり、年代がわかっているものの中では一番古いものなのだそうだ。
重さについての説明はないが、他で見てきたものから類推すると150〜200kgぐらいはありそうだ。おおよそ米俵5〜6俵分。縦横に運河が走る江戸の町で荷運びに従事していた力持ちたちがこの力石を持ち上げたのだろう。そのパワーには驚かされる。
神社の名前が変わっている。その字を見た瞬間、大空を舞うブルーインパルスの華麗な演技が目に浮かんだ。空を尊び、志をもって演ずる。そんなイメージ。「しのぶそんくうじんじゃ」と読む。
狛犬はどちらも阿形で、体に彫られた飾りは鎧を着ているようだ。中近東の遺跡から掘り出してきたようなエキゾチックな雰囲気が漂っている。
観光ガイドに特筆されるほどではないけれどちょっと面白いネタ。JA東京の説明板を辿ると、時々、そんな発見に出会うことがある。