2012年12月11日(火)

成願寺

東京都中野区本町2-26-6

イチョウ

中野長者こと鈴木九郎の話を聞いたのは、たぶん5年前、当時の職場の近くにあった十二社熊野神社を訪ねた時だった。その目と鼻の先にあるのに巡り合わせが悪くてなかなか訪ねることができなかった彼の居館跡、成願寺にやっと行ってきた。

山門

中野坂上から神田川に下りる山手通りの坂の途中にあるので、神田川沿いを走っている時には坂の上りが億劫で行かず、池袋方面から山手通りを帰ってくる時には下り坂の勢いで通り過ぎてしまう。いつも気にはなっていたんだけどね。

ちょうど境内のイチョウが色づいて良いタイミングだった。長者が蓄えた黄金がイチョウの木に姿を変えて輝いている、そんな感じの景色だ。

山門は紅白鮮やかな竜宮門。そういえば、佐賀の武雄温泉の入口にある楼門もこんな感じだった。ここには現在の佐賀県の一部を治めた蓮池鍋島家の墓所があるけれど関係があるのかな。

鍋島家の墓所 | 鈴木九郎長者塚 | 十二社熊野神社