2014年1月7日(火)

陸軍工科/兵器学校/相模陸軍造兵廠跡

神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71(麻布大学)/ 矢部新田、上矢部、小山(相模総合補給廠)

陸軍工科/兵器学校跡の碑

30年程前に青山大学が厚木にキャンパスを開いて1、2年次を移した時には、「青山」という街に憧れて受験した学生たちに物議を醸したけれど、相模原の麻布大学はどうなのだろうか。元々が獣医学校から始まった大学なので、都会の「麻布」よりも相模原の方がいいのかな。

引込線跡

その麻布大学は、かつての陸軍工科/兵器学校の跡地に建っている。陸軍工科学校も、小石川から移転してきた歴史があり、大学の南東隅にその記念碑が建てられている。

大学の北西側に広々と広がるのが米軍の相模総合補給廠。その名の通り物資の補給を行う後方支援基地なので、厚木や横田基地ほどに有名ではないけれど、狛江市の3分の1ほどに相当する広大な土地(214.4ha)がいまだに未返還のままだ。

こちらは相模陸軍造兵廠の跡地が転用されている。ここで造られた戦車のテストコースだったのが多摩ニュータウンの南側を通る尾根緑道。春には桜がきれいなところだ。麻布大学正門前の道路脇には、JR横浜線からかつての造兵廠へと伸びていた引込線跡の線路が土に埋もれかけて残っていた。

陸軍工科/兵器学校跡碑 碑文 || 小石川の陸軍工科学校跡 | 尾根緑道(戦車道路)