汽車の碑
福島県双葉郡広野町大字下浅見川字築地58 広野駅
♪ 今は山中 今は浜 〜
山、浜(海)、鉄橋、トンネル、野原、村、町、森、林、田畑。列車の窓から見えるものをただ列記しただけのような、唱歌「汽車」の歌詞にモデルがあるとは知らなかった。
常磐線広野駅ホームには、由来の地を記念した歌碑が建っている。トンネルを抜けて出た「広野原」は、広い野原という一般名詞ではなく広野町(当時は広野村)の原だというのだ。
駅から南へ1kmほど下ったところには、歌詞にあるトンネルのモデルとされる旧東禅寺山トンネルがある。レンガ造りの壁に絡まったツタがほのかに色づいていい雰囲気だ。トンネルの上に名前の由来になった東禅寺の白壁が見える。
トンネルの内部には全く明かりがないけれど、短いのであまり苦労せずに反対側の出口まで歩いて往復できる。歌詞の通り「トンネルの闇を通って」出た先は広野原、と期待して行ったら竹藪だった。
あれ?
※ 唱歌「汽車」の作詞者は、記録上は不詳とされており、その由来についても諸説あるそうです
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