2016年11月5日(土)

汽車の碑

福島県双葉郡広野町大字下浅見川字築地58 広野駅

歌碑

♪ 今は山中 今は浜 〜

山、浜(海)、鉄橋、トンネル、野原、村、町、森、林、田畑。列車の窓から見えるものをただ列記しただけのような、唱歌「汽車」の歌詞にモデルがあるとは知らなかった。

トンネル

常磐線広野駅ホームには、由来の地を記念した歌碑が建っている。トンネルを抜けて出た「広野原」は、広い野原という一般名詞ではなく広野町(当時は広野村)の原だというのだ。

駅から南へ1kmほど下ったところには、歌詞にあるトンネルのモデルとされる旧東禅寺山トンネルがある。レンガ造りの壁に絡まったツタがほのかに色づいていい雰囲気だ。トンネルの上に名前の由来になった東禅寺の白壁が見える。

トンネルの内部には全く明かりがないけれど、短いのであまり苦労せずに反対側の出口まで歩いて往復できる。歌詞の通り「トンネルの闇を通って」出た先は広野原、と期待して行ったら竹藪だった。

あれ?

※ 唱歌「汽車」の作詞者は、記録上は不詳とされており、その由来についても諸説あるそうです

"汽車の碑" 建立由来

(復興支援 楢葉・広野紅葉サイクリング) とんぼのめがね 歌碑