妙蓮塚三躰地蔵尊
東京都大田区下丸子2-1-8
矢口の渡しで討たれた新田義興主従のうち、土肥三郎左衛門、南瀬口六郎、市河五郎の三人は、果敢にも川を泳ぎ渡って敵陣に斬り込み、討ち死にしたため忠烈三勇士と言われているらしい。
当時の多摩川は頓兵衛地蔵とここの間を流れていたとされており、三人が討ち死にしたと思われる場所に供養の三体地蔵が祀られている。
地蔵堂はにぎやかに飾られ、境内には塵ひとつ無い。熱心な講中がついているのだろう。お地蔵さんにはお揃いのかわいいよだれかけが掛けられており、三勇士も形無しだ。