神代水生植物園(夏)
東京都調布市深大寺元町2-37
夏至から11日目の日を半夏生という。このころ降る雨を半夏雨といい、強く降ることが多いとされている。梅雨が終わりかける頃の、空気が不安定な時期だからか。
この頃に野草園などで見かける白い葉っぱの植物も、ハンゲショウという。おしろいを半分だけ塗ったような姿なので、「半化粧」というのが由来とも聞いていたが、花の咲く時期から「半夏生」の字を当てる方が一般的なようだ。まだ花の名前に興味がなかった頃、田んぼの畦道で見つけた時は、農薬をかぶって半分変色したのかと思っていた。
深大寺の水生植物園では、ハンゲショウと一緒にミソハギの花も見頃になっている。空にはトンボが飛び始め、セミの声も聞こえてきて、いよいよ夏も本番だ。