2002年6月16日(日)

神代水生植物園

東京都調布市深大寺元町2-37

カメラマン

「世の中にたえて『カメラ』のなかりせば 散歩の心はのどけからまし」

在原業平(古今和歌集)をもじって言えばこうなるだろうか。『散歩』を『運動会』や『旅』に読み替えてもいいだろう。

散歩先、旅先でカメラに夢中な人をよく見かける。かくいう私もああでもない、こうでもないとたくさん撮る方だ。

いずれがアヤメかカキツバタ?

HP用と割り切っていればデジカメだけで済むのだが、記念写真となると保存性を考えてフィルムでも撮っておきたいし、子供の運動会などはビデオも撮りたい。どこの通信社の人かと思うほどにたくさんのカメラ・ビデオをかかえて、気がつくと何も思い出がなかったりする。

「感動は目に焼き付けておきたい」と思うのだが、なかなか難しいようだ。

水生植物園の菖蒲にもたくさんのカメラマンが集まっていた。時折通りかかる二人連れが写真も撮らず「きれいね」などと言いながら思い出を持ち帰るのを見ると、ちょっとねたましい感じがしてしまうのはいけないことかな?

話は違うけれど、背後の茂みの中でアオダイショウのカップルを見つけた。

※ まだスマホがなかった時代の話です。今では、もう、どこへ行っても写真や動画を撮りまくる人ばかりになりました。(2017/5)

アオダイショウのカップル ||  | ヒガンバナ