品川神社
東京都品川区北品川3-7-15
品川神社は狛犬の宝庫だ。寛政4年(1792)、文政13年(1830)と言った江戸時代後期のものや、親子のたわむれ、厳いのやかわいいのや多種多様な狛犬に会える。
新しいものでは、平成16年(2004)に狛犬愛好家(狛研)が奉納したものまである。
変ったところでは、関東には珍しい備前焼の狛犬がいる。文政13年(1830)に奉納されたもので、特に文化財としての解説はないけれど保護のために網を掛けられている。赤銅色の体に狐のようにふさふさした尻尾、人間のような耳やペロリとした舌などつくりもほかの狛犬たちとは一風変っておもしろい。
鳥居にからみついた昇り龍、降り龍の彫物も必見だが、鳥居の台座に彫られた狛犬もお見逃しなく。