目黒不動
東京都目黒区下目黒3-20-26
天高く馬肥ゆる秋。秋刀魚のおいしい季節になった。秋刀魚と言えば目黒というわけで、目黒不動まで走ってきた。
上品なものばかり食べていた殿様が、目黒で庶民の食べ物、ジュウジュウと脂の乗った焼きたてのサンマに感激し「さんまは目黒に限る」と言うのが落語「目黒のさんま」だが、もちろん内陸の目黒はサンマの名産地でも何でもない。だから門前の商店街にサンマの姿はなく、魚を焼く煙も漂ってこないのは当然だが、説明板の類にもその名が見られないのはちょっと寂しかった。
隣の五百羅漢寺には、魚の形をした魚鳥供養の庖魂碑が建っているが、少し太めの姿は秋刀魚ではないようだ。
目黒区教育委員会の説明板 || 庖魂の碑