斉藤茂吉歌碑
東京都世田谷区代田2-3-7付近 北沢川緑道・鶴ヶ岡橋
先日、いつも自転車通勤で脇を通る北沢川緑道に大きな石碑が建った。最初の賑わいが過ぎた頃、周囲の桜も満開になったので写真を撮ってきた。
建っていたのは歌人・斉藤茂吉の歌碑。説明に寄れば、茂吉は戦後の三年間をこの近くで過ごしたのだという。
「代田川のほとりにわれをいこはしむ 柳の花もほほけそめつつ」
緑道に姿を変えた代田川(北沢川)を、今は柳に変わって見事な桜並木が彩っている。世田谷百景にも選ばれている桜並木だが、以前に来た時とは幾分か雰囲気が変わったようだ。老木が整理されて若々しい雰囲気になった。
脇の道を挟んだ上流側には、詩人・萩原朔太郎に関する説明プレートも設置されている。下流側へしばらく行くと、代沢小学校の裏に坂口安吾の文学碑。歌碑の脇にある小さな石碑に「文學の小路」と記されているのは、そういうわけなのだ。
(参考)2013年の東京の桜開花宣言は、3月16日でした。